南アジアに位置するブータン(王国)は、2019年4月大量の水力発電を利用してビットコインマイニングを開始した数少ない国の1つです。
ブータン王国でマイニング関係の投資を行う「Daniel Battenさん」のX投稿を眺めていると、同国のビットコイン戦略が2年目を迎えた点について総括されていました。
あまり馴染みのないヒマラヤの小国【ブータン王国】について取り上げます。
こんにちは!yutaro です。「BTCインサイト」読んでいただいてますか?
以下の記事は、実は僕が初めてBTCインサイト向けにAI生成した本文なのですが、情報の鮮度も内容もイマイチだと感じたので、お蔵入り(つまりボツ)にしたものです。
そこで本日は、BTCインサイト未公開記事、幻の第1回目(0回目?)をお届けします。
(※勝手に公開するので、東さんには内緒にしていてください…笑)
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ブータンのビットコイン実験、2年目の成果
(※本記事は、Daniel Batten氏のX投稿を要約・編集したものです)
ブータンがビットコインを導入してから2年が経過しました。
この間に蓄積されたデータから、その経済への影響を検証することができます。
IMFは、ビットコインを導入する国は以下の問題に直面すると警告していました:
⚠️ 経済の不安定化
⚠️ 外国直接投資(FDI)の誘致効果の低下
⚠️ 脱炭素・環境政策のリスク増大
しかし、実際のデータはどうでしょうか?:
1️⃣ ビットコイン準備金が財政問題に直接対応:2023年6月、ブータン政府はビットコイン保有資産のうち7200万ドルを活用し、公務員の給与を50%引き上げた。
2️⃣ 外貨準備が減少する中、ビットコイン準備金が危機回避に貢献:外貨準備が6億8900万ドルにまで減少した際、ビットコイン準備金が財政安定に役立った。
3️⃣ ツェリン・トブゲイ首相の発言①:「ビットコインは無償の医療サービスや環境プロジェクトの資金源としても機能している」
4️⃣ ツェリン・トブゲイ首相の発言②:「ビットコイン準備金はブータンの35億ドル規模の経済を安定させる助けとなった」
5️⃣ 独立系アナリストの見解:「このモデルは外国投資を呼び込む可能性があり、特に未活用の再生可能エネルギー資源を持つ国にとって有望な手法となる」
つまり、IMFの分析は「単なる間違い」ではなく、完全に180°逆の結果を示していたのです。
では、IMFの予測は本当にデータに基づいていたのか?
あるいは、ビットコインを受け入れる国の成功を妨げるための「別の意図」があった可能性はないのでしょうか?
(※原文はコチラ)
国家戦略としてビットコインに未来を託す
ブータンは、その文化や宗教の中で「金」を悟りの象徴として大切にしてきました。
そして今、ブータン政府は「デジタルゴールド」とも呼ばれるビットコインに未来を託そうとしています。
なぜ、この小国がビットコインを国の戦略的資産として積極的に活用しているのか?
ブータンのユニークな取り組みと、その影響について詳しく見ていきます。
ビットコインを「戦略的準備資産」として採用
ブータン政府はビットコインを「戦略的準備資産」と位置付け、その保有額はすでに10億ドル(約1500億円)以上に達しています。
ビットコインの活用方法
ブータンは、獲得したビットコインを以下のように活用しています:
無償の医療サービスの提供:ビットコインを活用し、医療を国民に無料で提供。
環境保護活動の資金源:ビットコインの収益を、環境保護や再生可能エネルギー開発に活用。
公務員給与の支払い:政府はビットコインを活用し、公務員の給与を確保。
このように、ブータンではビットコインが国家の重要な財源として既に機能しています。
「カーボンニュートラル」なビットコインマイニング
ブータンは、国家規模でビットコインマイニング事業を展開しており、国内各地に大規模なマイニング施設を設置しています:
数千台の高性能コンピューターが稼働し、複雑な数学的計算を解くことでビットコインを獲得。
この現代の「ゴールドラッシュ」を支えているのは、100%水力発電による電力。
環境負荷ゼロ(カーボンニュートラル)のマイニングを実現。
さらに、この事業は極めて高収益であり、毎週数百万ドル相当のビットコインを獲得しています。
これにより、ブータンは持続可能な方法で国家収益を確保し、経済発展の道を切り開いています。
なぜブータンはビットコインを選んだのか?
ブータンは人口80万人の小国であり、大規模な製造業や農業はほとんど存在しません。
そのため、経済成長のための選択肢は限られています。
しかし、政府は以下の理由から、ビットコインがブータンの未来を支えると考えています。
1. 経済的自立の確立
ほぼすべての食料を輸入に頼るブータンにとって、自国で生み出せる資産(ビットコイン)の確保は極めて重要。
外貨準備としての役割を果たし、経済の安定化に貢献。
2. 水力発電の有効活用
ブータンの水力発電は国内需要を大きく上回っており、余剰電力を有効活用する手段としてビットコインマイニングが最適。
これまで低価格で輸出していた電力を、より高い利益を生むマイニング事業に転換。
3. デジタル技術への適応
「ブロックチェーンから逃れることはできません。AIからも逃れられません」ブータン政府は、新しいテクノロジーの波に適応する必要性を強調しています。
政府系投資ファンドの最高責任者は、ブロックチェーンとAIが金融業界を変革すると確信しており、ブータンがこの流れに適応することが経済成長の鍵だと述べています。
ブータンのビットコイン戦略の未来
ツェリン・トブゲイ首相は、世界が避けられない流れとして、ビットコインを「通貨」として利用し、交換する時代へと向かっていると述べています。
「いつかブータン人がビットコインを仏陀への供え物とする日が来るのかもしれない」
これは単なる比喩ではなく、ビットコインがブータンの文化や社会に深く根付く可能性を示唆しています。
(※原文はコチラ)
ブータンの動きは日本にとっても重要な示唆があり、今後、同国がどのように発展していくのか、またはそうならないのか、引き続き注視していきたいと思っています。
さいごに
「BTCインサイト」幻の0回目はいかがだったでしょうか?
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※現在、新しい書籍を鋭意執筆中です!(4月中には書き上げたい…)そちらもぜひ、楽しみにお待ちくださいね。
本日のニュースレターは以上です。
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