BTCインサイト「昨日のニュースレター」内にある”役立つ記事や特集”の1つとして取り上げた、あるYouTube動画はご覧になりましたでしょうか?
そのパロディ動画が大好きで、僕は公開初期から無限ループで何度も見ています。
こんにちは!yutaro です。
本日は、そのパロディ動画の歌詞が現代の世の中を的確に描写していて、”今”まさに見てもらいたい内容だったので解説してみました。
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歌詞(超日本語意訳)
このシステムに金をバラまいた?
── ええ、そうしました。
どこから出たの? 印刷したの?
── デジタルで印刷するんです。
そう、中央銀行として
我々はお金(フィアット)を創れるんだ。
システムにお金を注ぎ込む
── まさにその通り。
上の連中が決めた政策が
下の人々を苦しめる。
── それは残念なことです、って彼らは言う。
「計画はある」と言いながら、
信じろと言う、フィアットを。
一部の者の過ちを、皆で背負わされ、
誰も責任なんて取らない。
君たちには限りがない。
僕らにも限界はない。
「愛してる」と言いながら、
世界の海に真実を沈める。
銀行に金を貸すには、ただ
口座残高をコンピュータで増やすだけ。
このフィアットの世界で
ニュースを語り、私たちは声を上げられない。
崩壊が目の前にあるのに、
メディアは「問題なし」と笑う。
悲しくない?
彼らはタダで金を刷る。
上を助けるその行為が、
私たちを苦しめるってのに。
── それは残念なことさ。
でもビットコインの力が現れた。
壊れたこの仕組みはもう終わりだ。
バブルと崩壊、それがフィアットの遊び。
再び信じるなんて、正気じゃない。
「私たちは信じてる」なんて言うけど
「銀行は安全だ」と唱えるけど、
このフィアットの世界で
金を求めて争う姿が滑稽に見える。
ビットコインはハードマネー、
未来は明るく、
オレンジ色に輝く世界へ。
私たちはついに健全なお金を持ったら、
どんなことだってできる。
── ビットコインの世界で。
<解説>
これは、現代の金融システムと中央銀行制度への風刺と批判を込めた詩的に表現するパロディ動画です。
オリジナルはもちろん、不屈の名曲『マネー、マネー、マネー』(ABBA)ですね(若い方には古すぎてわからないかも!?)。
内容としては、以下のような構成とメッセージ:
💸 前半:中央銀行の権力と無責任
「We print it digitally」「We have the ability to create money」といったフレーズは、FRB(米連邦準備制度)や他の中央銀行が実際に無制限の信用創造を行っている事実を指摘。
「Flooding the system」という表現は、パンデミック後の金融緩和策で通貨が大量に市場に供給された現象を象徴しています。
「Most stakes are made by some for all, but no one ever takes the fall.」は、誤った政策決定が一般市民に影響を与えるにもかかわらず、責任を取る者がいないというガバナンスの欠如への批判。
🏦 中盤:フィアットマネー(法定通貨)への懐疑
「Do you just print it?」に「Yes, exactly.」と返すやりとりには、通貨発行がいかに恣意的かをあらわす皮肉が込められています。
「Ain’t it sad when they can print money for free? What helps the top? It’s you and me.」というラインは、富の再分配が機能せず、インフレによって庶民が損をし、富裕層が得をする構造を暗に指摘。
₿ 後半:ビットコインの登場と希望の兆し
「Bitcoin’s power begins to show. This broken system has got to go.」では、ビットコインの分散性とサウンドマネー(健全な通貨)としての特性が、既存の中央集権的システムを乗り越える希望として描かれています。
「Booms and busts are fiat’s game. Trusting again would be insane.」は、法定通貨が周期的なバブルと崩壊を生むこと、そしてそれに再び依存するのは理性を欠く行為であることを表しています。
最後に「Bitcoin is harmonizing. Future’s suddenly in an orange world.」というラインで、ビットコインが新たな秩序をもたらす可能性が詩的に示されます(※「orange」はビットコインの象徴色)。
🎤 総括
この作品は、ミュージカルのようなリズムと皮肉を含みながら、以下の主張を一貫して展開しています:
現行の金融政策は庶民に不利益をもたらしている
フィアットマネー制度は限界を迎えている
ビットコインがもたらす新しい通貨秩序に希望がある
さいごに
来週から僕の住むタイは【ソンクラーン休暇(水かけ祭り)】に入ります。
両親も日本からタイに来るので、久しぶりにタイ南部のリゾート地「プーケット」にでも行ってみようと思っています。
プーケットは、「過去のBTCインサイト」でも取り上げた”ビットコイン・サンドボックス”の候補地でもありますね。
もし行けそうだったら、現地にあるライトニングペイメント対応のバーにも立ち寄れたらと思っています(予定は未定)。
そんな感じで、来週は”ほぼ”時間が取れませんが、BTCインサイトの更新は絶対に止めません!(ガンバレ、自分…)
本日のニュースレターは以上です。
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